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本、もろもろ… [BOOKS]

先週末は、久々に風邪&高熱でダウン(涙)
数年ぶりに病院に行きましたよ。病院で処方してもらう薬は、市販のものより効きますね。

まだ、全快まではいかないですが、かなり普通になってきました。
ここ最近は、体が弱くなっている気が…しております。(笑)


で、完全寝週末でした。


その間に、読み終えたもの、こんなん… ちょい最近読んだもの…まとめて。



澁澤龍彦 「快楽主義の哲学」

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正直、数十年前の本になりますが、こんなこと書いて大丈夫なん?
というくらいの我関せず?な博識パワー全快です。実に博識な訳です。

世に言う、既成概念/観念な部分を、過去の著名な作家の考え方、言葉等を引用しながら、
ぶった斬ってくれてます。李白から、コクトー、ゲーテやらワイルドまで…

アジテーターぶり満載なので、分かったような、分からんような煙に巻く手法で
結論的にも、自分的には良く分からんという印象の残る内容でしたが、
もう一度読んで、自分的にもう少し掘り下げて理解したいという感じです。



清原和博 「男道」

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ちょっと前に、東野圭吾氏の本でも読むかな…と本屋に寄ったところ
どーーーーんと目に入ってきてしまった本。

この表紙と目が合ったら、買うでしょ!買わなきゃまずいっしょ!な本です。
番長こと、清原大先輩の自叙伝だしねー(笑)

プロ野球界の番長の生き方、考え方、とっても強く、シンプルだし。

長いものには巻かれるということなど、んなもん知らん、関係あらへん的な生き方には
感服です。熱いです。
おまけに、極めて読みやすいす。

一言では伝えられない、桑田投手との永きにわたる因縁的?友情、繋がり。
後半での、長渕剛との繋がりも熱いっす。
もちろん、有名なあの選手、この選手との繋がり。熱いっす。

最終的には、怪我との闘い、自分との闘い、苦悩が描かれている訳なのですが…


こういう、シンプルで熱い、ど級な選手って最近いないなぁと、
ちょっと寂しい感じで読み終えた訳です。
精神的強さは、見習いたいところな訳です。


興味のある方は是非!(笑)





伊坂氏作品もろもろ… [BOOKS]

自分的、伊坂幸太郎氏プチブームが続いていましたが
最近やっと落ち着いてきましたよ。

重力ピエロ、グラスホッパー、フィッシュストーリー、陽気なギャング…(2作品)
オーデュボンの祈りに続いて、
ラッシュライフ、アヒルと鴨のコインロッカー、SOSの猿…

と、立て続けに読んだのでなんだか、
ちょっと内容が自分的に混乱?してきたのもあり一段落って感じ。


キャラクターが、作品によって再登場したりかぶっりするんで、ちとややこしいし…
そこが、面白かったりするんですけどね。
要は自分的に一息入れないと…って感じ。

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伊坂作品は、しばし休憩って感じです…


いずれにしても、全ての作品ともに面白いですよ。

パラレルに進行していくキャラクターや時間軸が、
後半になって交わり繋がって展開して行くという
カットバック手法はどの作品にも用いられてて淡々としながらも、
逆にそこが深みを与えてる感じな訳ですよ。

何が正義か分からないけど、氏の正義感の感度も自分的には好きな訳です。



今んとこ、
自分的に好きなのは、オーデュボンの祈りかな…


伊坂作品はしばし休憩で、
今度は、東野圭吾作品(加賀恭一郎シリーズ)に移行します。(笑)



オーデュボンの祈り [BOOKS]

自分的、伊坂幸太郎プチブームは、変わらず続いています。


だって読みやすいし、面白いんだもん。(笑)

で、

今更ながら読んだ、伊坂氏のデビュー作となる「オーデュボンの祈り」。

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いいですねー、これは自分的にかなり好きです。気に入りました。


繊細、緻密で、まさに美しきファンタジーで、豊穣で芳醇なわけですよ。
読後感も、なんとも浸れるっていうか…

キャラクター設定も、なんとも不思議だったりする訳ですが、
なんの違和感もなく入り込んできてしまうし…

パラレルに進行していくストーリーが、しだいに紡ぎ合っていきながら
パズルが完成していくように展開していく手法はこの時からはじまっているんですねー。

これがデビュー作とは、全く思えません!
あんた、天才だよ。すげーよ!って感じな訳ですよ。


伊坂氏の正義感というか人間感のバランスみたいなものが自分的には好きですね。
なにが正義かといわれると難しいんだけど…
伊坂氏の作品は、そのあたりに共感しちゃうことが多いんですよねー。





陽気なギャングが地球を回す [BOOKS]

最近、伊坂幸太郎に結構はまっています。

今更ながら読んだ、
「陽気なギャングが地球を回す」
いいですねー。自分的に好きです。

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4人組の天才強盗たちの話なんだけど、
展開にスピード感もあるし、痛快&軽快だし、キャラ設定もいいし(自分的にはこれ重要)、
会話もユーモアもあって、なんか映画っぽいんだよなー…
つぼを押さえまくってる感じで、隙がない訳ですよ。

なんで、すぐ読めちゃう訳です。


実際、映画化されてたの最近知ったし…


自分は仕事に行くのに結構電車に乗ってる時間長いんで
最近は伊坂幸太郎氏のおかげで、結構有意義に過ごせてる訳ですよ。

っつう訳で、第二弾も読み始めちゃってます。

って本なんか読んでねーで釣り行けよ!と、そろそろ仲間に言われそーですけど…(笑)




フィッシュストーリー [BOOKS]

「伊坂 幸太郎」

自分的には、飛ぶ鳥を落とす勢いの小説家である。
なんか、来てますねーって感じだし…実際売れてると思いますし…。

最近読んだ「フィッシュストーリー」ですが、
特に、魚をテーマにしてる作品ではないのであしからず…。(笑)


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4つの中短編集で構成された初期の作品らしく、
自分が忙しいモードの時には、
4つの長短編なら軽い感じで読めるかなぁー、と思いゲットン。


実際、軽い感じで一気に読み終える事が出来たし、自分的にも
楽しめました。好きですねー。

といっても、かなりというか、やはり完成度は高いと感じます。


興味深いのは、それぞれに登場するキャラクターが他作品にもささやかながら、
もしくは、主役級としてでも登場しているので、
それが微妙にリンクしていて、そして伏線になってたりして、
実際、読み手の心理をくすぐる訳ですよ。


このあたりも、うまいなーと感じる訳で…。


テーマも、4話目の「ポテチ」では、
家族、兄弟の“絆”、“つながり”、“血”といったテーマで
「重力ピエロ」と相通じる内容で重いテーマだったりするんだけど、
重い感じでストーリーが進行するわけでなく、以外と軽快に
読めてしまうから、逆にそのギャップが感慨深かったりするわけで…
ついつい読んじゃうんですよねー。

伊坂ワールド。


今更ながら、
「陽気なギャングが地球を回す」を読んでたりします。





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