東京物語 [BOOKS]
東京物語 奥田英郎(集英社文庫)
仕事場でデザイナーのヒノッピに借りた一冊。
さらっと、サクッと、お手軽に、お気楽に読んだ一冊。
深味や衝撃といった濃密度は薄いけど、
軽く読みたい気分な時には良いかと思います。
設定は、70年代後半から80年代半ばの東京を舞台にした青春ストーリー。
主人公が、学生から就職してからの、
なんてことはない日常の日々を描いてるのだけど
まさに、ふぞろいの林檎たち的ストーリー。
青春グラフィティってやつですねー。うーん懐かしい。
名古屋出身である主人公が、プランナー、コピーライターということもあり、
その業界ならではの時代感が自分的にはリアルで、
ワープロ、版下、写植、トレスコといったキーワードが
なんともなつかしい?感じがしちゃうわけです。
※自分は当時のリアル世代ではないですが、自分も同じ業界ですしねー。
広告のキャッチコピー1本で徹夜してる様は、当時のまさに、
コピーライター黄金時代的な感じがしちゃいますからねー。
今じゃ全く考えられないですよね。
自分より、ひと世代上の方なら、
当時のことをよりリアルに感じ、振り返ったりし、共感し、
もっと、すげー懐かしく感じるのではないでしょうか?
おとなのモバゲーのCM観て、なんとも共感しちゃうような方には
おすすめかもしれませんねー。
コメント 0